今、増税で本当にいいんですか?
増税の前に国民の声を聞くべきです!
国会は9月8日までの79日間の会期延長が決まりました。
6月26日に、野田総理が政治生命をかけて取り組むとしている社会保障と
税の一体改革関連法案が、衆議院で可決されました。
しかし本当に今増税して良いのでしょうか。
その前にやるべきことがあるのではないでしょうか。
私はそもそもこの社会保障と税の一体改革関連法案に対し現時点では賛成
できないと思っています。
何故ならば『増税の前にやるべきことがある。』からです。
私は、まず政治家自らが議員定数や歳費の削減といった身を削る努力をし、
その成果を国民に示すことが必要だと考えます。
また特別会計や独立行政法人の統廃合、地方分権の一層の推進など徹底
した行政改革で無駄を排除し歳出予算の組み替えを実現させ少なくとも
国民の皆さんの納得を得られるくらいの厳しい取り組みを実行することが
最低条件だと思います。
そして日本経済を長引くデフレから脱却させ、景気・経済を好転させる
ことにより増税等の増収策に耐えられる企業や国民の体力をつけることを
優先すべきだと考えています。
年金や健康保険の保険料は世代間格差や業種間格差の是正を踏まえ年金
一元化などの制度に改めなければなりません。
急速に進む高齢社会にあって将来的には持続可能な社会保障制度の構築
のため消費増税を含む国民負担をお願いし財源を確保することはやむを得
ないことです。
従いまして今国会での一体改革法案には反対の立場で、自らの信念を
貫いて参りたいと思います。
今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
衆議院議員 黒田ゆう