草 根  国民の生活が第一

                ご 挨 拶

 皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えのこととお慶び申し上げま
す。皆様方には平素より温かいご支援、ご指導を賜り衷心より御礼を申し上げ
ます。
 さて、一昨年8月の衆院選挙で歴史的政権交代を果たしてから1年有余。
民主党政権は世界的経済不況が長引く中、自民党長期政権が残して行った様々
な宿題を片付け、また新たな改革に向けての制度設計に試行錯誤を続けてまい
りました。しかしこの間、内外に大きな課題を抱え、必ずしも国民の期待に十
分に応え得たかどうか、内心忸怩たる思いがないわけではありません。
 政権交代から二年目に入った今年こそ、内外の厳しい政治経済情勢のなか、
政権の成果が問われる正念場にさしかっております。昨年後半に起こった尖閣
諸島沖における日中衝突事件や、北朝鮮による韓国の延坪島砲撃事件、メドべ
ージェフ・ロシア首相による北方領土視察、さらに環太平洋戦略的経済連携協
定(TPP)などは、いずれもわが国の安全保障のあり方や外交力を問われる課
題として、黒船来航時の国際環境を思い起こさせる事態と言っても過言ではな
いと思われます。
 こうした時代背景のなかで、民主党政権の統治能力をどう高めていくかに国
民の視線が注がれています。昨年末には新年度の予算案が決定されました。
これはデフレからの脱却と雇用拡大のための予備費の活用、補正予算に続く第
三弾として本年の通常国会に提出されるもので、新経済成長の本格的実施を目
指しています。厳しい財政難と「衆参ねじれ国会」という二重の難関のもとで
「国民の生活が第一」という民主党政権の一丁目一番地をどう実現していくの
か、私たちも民主党政権の原点に立ち返っての取り組みが求められています。
 私も、予算委員会委員、厚生労働委員会委員、青少年特別委員会理事として
少子高齢化社会のもとでお年寄りや子どもの健康と安心をどう守っていくか、
社会保障制度の根本的なあり方について真摯に取り組むことで責任の一端を果
たしていく覚悟です。
 本年四月には統一地方選挙が実施されます。習志野市、八千代市、千葉市花
見川区をはじめ、多くの同志が首長、県議会議員、市議会議員候補として挑戦
いたします。同地方統一選挙は政権の力量が問われるだけでなく、これからの
日本の行方を決めていく地方政治の方向性を占うものとして重要な選挙です。
皆様方の変わらぬご支援とご協力を切にお願いする次第です。
新年にあたり、皆様のより一層のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。
                                 謹白

        平成23年1月吉日
     衆議院議員  黒 田 ゆ う