草 根  国民の生活が第一

               ご 挨 拶

謹啓
皆様におかれましては、お健やかに新年をお迎えの事とお慶び申し上げます。
日頃より温かいご支援、ご指導を賜り誠に有難く衷心より感謝申し上げます。
昨年は、未曾有の大震災に見舞われましたが、復旧・復興・原発の収束は、
国を挙げて取り組む最優先課題です。
新年は、内外ともに厳しい課題を背負っての出発ではありますが『草根』の
初心を忘れず精進を続けて参る所存です。
 昨年末に編成されました国の平成24年度予算をみましても、歳入面で税収よりも借金である国債額が大きいところにも、経済不況からの回復の遅れ、少子高齢化による財政面での窮迫が如実に表われています。こうした財政事情の下で「社会保障と税の一体改革」及び「消費増税」を国民にお願いするには、その前提として徹底した行政改革・無駄遣いの排除と経済の好転が必要です。
 歴史的政権交代から3年目に入り、国民にマニフェストでお約束した政権の成果が問われる正念場を迎えています。しかしながら、この間、「国民の生活が第一」「官僚主導から政治主導へ」のお約束が国民の期待に十分に応えられたか内心忸怩たる思いが募ります。先の臨時国会で不成立に終わった国家公務員の給与引き下げ、議員定数の削減や、子ども手当、農家への個別所得保障方式の取り組みをみるとその感を強くします。
 また、世界の動きに目を転じますと金正日北朝鮮総書記の急逝に伴う拉致問題の行方や核問題をめぐる関係国の動きをはじめ、ヨーロッパにおける経済不安の動向、さらに今年は、米ソ両国、フランス、韓国の大統領選、中国の最高指導者・総書記の交代、台湾総統選など主要国でのトップ交代が予定されていることも「変りゆく世界」の兆しとしてその結果が注視されています。
 国内でも「大阪都構想」を掲げた橋下徹氏のダブル選挙の勝利が中央政界にも反響を呼び起こしております。こうした中、私は国土交通委員会、決算行政監視委員会、沖縄北方領土特別委員会の委員として東日本大震災の復興や無駄遣いの削減、沖縄・北方領土問題に取組んでいます。「国民の生活が第一」という揺るぎない原点に軸足を置きながら、時代の大きな変化に対応していく覚悟です。皆様におかれましては、倍旧のご支援・ご指導を賜りますよう心よりお願い申し上げます
新しい年にあたり、皆さんのより一層のご健勝とご多幸を心からお祈り申し上げ、新年のご挨拶とさせていただきます。
                                             謹白
                   平成24年1月吉日
                             衆議院議員  黒 田 ゆ う